ハスタートノコギリ 亜種:モイニエリ
先週の動画にて紹介した「ハスタートノコギリ」
活字でも紹介しておこうと思います。
まだ後食前の個体で、成熟期間は後食後半年ほどを見れば充分であろう。
寿命は短くなく、1年以上は生きる様だ。
オスの気性は荒い為、ペアリングさせる際には成熟したペアを使用する事で事故を防ぐことが出来る。
生息地についでですが、ほとんど日本の真裏とも言って良いソロモン諸島。
赤ピンがソロモン諸島。ここから良く生きたまま入れられたなと思う。
拡大図。マライタ島の下がガナルカナル島。左がベララベラ島。 舌を噛みそうである・・・
マライタ島にはモイニエリが、ガ島にはナカゴメが、ベララベラには原名亜種がそれぞれ生息している。(主な産地であり他の島にも生息している模様)
この内ベララベラ産のハスタートノコギリが俗に言うブラックハスタートと言われており、全身が黒く染まる種類である。と言うか原名亜種は黒いのが普通である。
モイニエリの黒化個体ではない。
ナカゴメは近年入荷した亜種で現在非常に高値で取引されている。入手予定はない。
なお、未確認情報であるが産卵に関して「原名は材産み」「モイニエリはマット産み」と言う記述を見かける。
以前モイニエリをブリードした際はマットから多数の幼虫を確保できたが、真相はいかに??
マット産みと言われている種類でも産卵木を入れる事により産卵数の増加や産卵行動への移行が早くなる印象があるので、失敗したくない種類はしっかりセットを組むことが重要なんですよね。
飼育レコードはモイニエリが77mm 原名が75mm !?
BE-KUWAを見返してビックリ! この大きさだと幼虫の体重は30gに迫るのでは・・・
原名のレコードホルダーの方のコメントによると22~24度でカワラ菌糸を使ったそうです。
高温型?でしょうか昔は大正義23度飼育でしたが。
最近は20℃。もしくは17~19度がトレンドになりつつありますね。
幼虫飼育に入る時にもう一度BE-KUWAを読み直してから始める事にします。
最後に紹介動画のリンクを貼っておきますので、是非ご覧ください。
それではありがとうございました。